まず始めに簡単な質問です。日本で石油や天然ガスは採れるのでしょうか。
正解は採ることができます。しかし、ほとんど採れないので海外から輸入しています。
(日本で使用されている石油・天然ガスの99%以上を輸入)
そんな日本で我々のエネルギー供給を支えている企業があります。それが…
INPEX(インペックス)です!!!
9月11日に12株を購入。1835円と安い金額で買えました。
その後、一般口座で買ったことが発覚…
普段の生活では、あまり聞きなじみのない企業だと思います。このようなタイプの企業はENEOS(エネオス)や出光興産などを思い浮かべるのではないでしょうか。そんなINPEXとはどのような企業でしょうか。
INPEXの概要
創業:2006年 4月3日
本社:東京都 港区赤坂5-3-1 赤坂Bizタワー
セクター:鉱業(日本)エネルギー(アメリカ)
売上高:2兆1700億円(2023年)
営業利益:1兆1200億円(2023年)いずれも連結
主要株主:経済産業大臣 22.5%
配当利回り:4.51%(2024年9月19日現在)
配当月:年2回 6月、12月
経済産業大臣が筆頭株主になっていることが大きな特徴となっています。これは、INPEXが国策会社として設立された経緯があるためです。(ここで、一番偉い人でもあります。)この事実にブチ切れそうな人がいると思ったので。
INPEXの事業内容
INPEXの事業内容は主に2つに大別されます。
石油と天然ガスです。それでは見ていきましょう。
石油事業
・アブダビプロジェクト 2015年から、UAEアラブ首長国連邦のアブダビ周辺で油田の開発と生産を行っています。世界でも有数の油田とされている場所で掘削されており、今後長期的に石油の生産が期待されています。
・スノーレプロジェクト 2022年から、ノルウェーで油田の開発と生産を行っています。ここの油田は未開発の場所が多く、将来有望とされている場所となっています。。
・カスピ海プロジェクト 2003年からアゼルバイジャンで、2016年からカザフスタンで石油の生産を行っています。
UAEはよく耳にすると思いますが、ノルウェー?アゼルバイジャン?カザフスタン??と疑問符を感じるのではないでしょうか。実は、これらの3か国は立派な石油産出国でランキングにおいても上位に位置しています。
石油産出国ランキング(2023年)
9位 UAEアラブ首長国連邦 1億7606万トン
12位 ノルウェー 9474万トン
13位 カザフスタン 8423万トン
26位 アゼルバイジャン 3025万トン
天然ガス事業
・イクシスLNGプロジェクト 2018年からオーストラリアでLNG(液化天然ガス)の生産を行っています。1998年からここでの事業を行っており、20年の時を経て生産が開始されました。今後の生産能力の拡大が見込まれています。
・アバティLNGプロジェクト 2024年現在、インドネシアで行われている事業です。2030年代初頭の生産開始を目指し、開発及び調査を行っています。
INPEXは現在、石油から天然ガスへの移行が進んでいます。投資比率を現在の50%から70%に引き上げるとしています。長い年月を経て生産に至るので、一朝一夕では解決しない日本のエネルギー問題の解決に全力を注いでいます。
これから
INPEXも購入したので、2ヶ国(日本、コロンビア)の石油王になりました。でも、INPEXは石油だけじゃないので石油株としては疑問符が付きます。その場合は”資源王”になるので、それはそれでいいでしょう。
次に何の石油株を購入するかは決めていませんが、それを考えるのが楽しみでもあります。この楽しみを持ちながら石油王への道を突き進みたいです。まずは、配当金を貰えるように着実に取り組んでいきたいです。
ウィリアム・ジェームズ(アメリカの心理学者)
悲観主義は衰退につながり、楽観主義は繁栄を呼び込む。